荒川下流部における地盤沈下の状況について
| 低地帯の地盤高平面図
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地震や洪水の自然災害に 弱い荒川下流域。
| 荒川と隅田川に挟まれた墨田区、江東区、江戸川区にまたがる荒川下流域は、地面の高さが海水面より低く、地盤も弱いので、大きな洪水や地震がおきたらたいへん大きな被害が予想されます。
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| 出典:平成10年「地震に関する地域危険度測定調査報告書」(東京都) |
|  荒川右岸2.5km付近
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ここに、荒川ロックゲート(閘門)ができると災害時には信頼が、日常時には交流が生まれます。
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災害時 ──復旧活動に速く対応 | 日常時 ──渋滞のない快適な水上交通 |
| 災害で鉄道や道路が使えない時、船が有効です。船は被災者を救出したり、救援物資を運び込んだり、廃材などを運び出したりと復旧活動に威力を発揮します。 | 水上交通は渋滞がないので、通勤通学や大量に物資を運ぶのに船はたいへん便利です。また水上観光や舟遊びも楽しめ、水面利用の広がりに期待がもてます。 |
堤防の沈下状況(阪神・淡路大震災)
 | 水辺でのカヌー遊び
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海上資材輸送による堤防の復旧作業 (阪神・淡路大震災)
 | 渋滞のない水上交通
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| 堤防復旧資材の海上輸送実績 | 1.鋼矢板 約10,265枚、重量 約15,600t (トレーラー780台分)
2.盛土材 約 30,000立方メートル、重量 約54,000t (ダンプトラック5,400台分) |
| 堤防復旧資材全量 |
3.ガラ 約42,000t ┓
4.盛土材 約80,000t ┣ 約138,500t
5.綱矢板 約16,000t ┛ |
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江東デルタ地域への 水上ネットワークが復活し、新たな交流が生まれます。
| 「荒川ロックゲート」ができると、江東デルタ地域への水上交通が、荒川と隅田川の両方から確保されることになります。災害時の利用はもちろんですが、日常時は新たな人々との交流が期待されます。
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昔からの水上ルートが今、蘇ります。
舟運で賑わう東の関所 ── 江戸期
この地域は川での舟運が盛んで、年貢米や塩、特産物などを江戸に運ぶ船が多数行き交い、たいへんな賑わいをみせていました。中川と徳川家康の命により開削された小名木川の合流付近には船番所も設けられ「江戸の東の関所」と呼ばれるほどでした。
 江戸の諸産業の分布図と江戸へのルート
放水路の建設と工場立地 ── 明治・大正期
明治43年の大洪水をきっかけに、荒川放水路(現在の荒川)の建設が始まりました。また産業の近代化にともない、舟運の発達していたこの地域の河川沿岸に企業の工場立地が進み、物資輸送にも大いに貢献することとなりました。
 小名木川閘門(大正15年)
閘門の設置から閉鎖まで ── 昭和期
荒川放水路(昭和5年完成)と荒川・旧中川・新川の合流部に小名木川閘門・小松川閘門・船堀閘門が設置され、工業地帯として発展してゆきました。しかし地盤沈下や自動車・鉄道交通の発達により、舟運が衰退し、閘門も昭和50年代に閉鎖されました。
 小松川閘門(昭和3年)
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荒川ロックゲート(閘門)は どのようなはたらきをするのですか?
閘門とは、荒川と旧中川との水面の高さが最大約3.20m違うため水量を調節し、水面を川のどちらかの高さと同じにしてから船を通す施設です
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 ※旧中川から荒川へ通行する場合は4→1になります。
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荒川ロックゲートの高さ(前扉、後扉共4.8m)
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荒川ロックゲートの長さと幅
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APとは何ですか?
APとはArakawa Peilの略で、東京湾霊岸島にある量水標の零位を基準とした基本水準面のことで、荒川などが水位の基準として採用しています。
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最大長55m最大幅12m 最大高4.5mの船が通過できます。
荒川ロックゲートは、前と後のゲートの間が65m、幅は14mあります。通過できる最大の船は前後左右共余裕が必要なため最大長55m、最大幅12m、最大高4.5mであれば通過可能です。また、ゲートの開閉速度は、災害時により早く閘門内を通行するため、日本で最速の10m/minとしています。

※荒川ロックゲートの長さ・幅は、「引き船+台船」から決まっています。
※船舶の数値は、通行可能となる船舶の一般的な数値です。
一般図 拡大図はこちら

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リバーステーションイメージパース
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防災・観光・物流の新時代を予感させる「新名所」 リバーステーション |
| 船による水上交通は、「荒川ロックゲート」だけではなく、船が発着する場が必要です。リバーステーションは水上交通の船の「駅」です。近年、自動車の交通渋滞や排ガスによる環境の悪化、また阪神・淡路大震災の道路分断などの経験から船による水上交通が見直されてきています。そのため水上交通の中継地であるリバーステーションの整備が必要となってきています。荒川では、12の地点にリバーステーションの設置を予定しています。
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 災害時拠点として |  物流の中継地として
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●災害時のリバーステーション
地震など災害時のリバーステーションは船で大量の救援物資を輸送したり、被災した人々の救助や廃材を運び出したりと船の中継地として重要な役目を担っています。
●レジャーとしてのリバーステーション
最近、水辺でのレジャーが人々の興味を引くようになってきました。そのためリバーステーションでは、地域の人々がイベントを開催できる場を設けたり、人々が楽しめる水辺の整備や観光船、プレジャーボートなどの発着場として、整備してゆきます。
●物流の拠点としてのリバーステーション
リバーステーションは物流の拠点として、港に運ばれてきた大量の物資を輸送船に積み替えて、荒川を通り、工場・市場・建設現場まで運ぶ基地として、重要な役割を持つと思われます。
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地震にも、水害にも強いスーパー堤防
幅の広さとゆるやかな勾配が「スーパー堤防」の特徴です。まちを災害から守るだけでなく、公園や宅地をつくるなど、安全で有効な土地利用ができます。
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